濠各地で対日戦勝記念75周年式典が開催

シドニーの市内で行われた軍事パレードの様子


濠各地では2日、対日戦勝記念75周年を記念する式典が開催された。


日本では降伏文書への調印日に当たる9月2日は、濠国では「対日戦勝記念日」とされ、一般的には「VJデー(Victory over Japan Dayの略称)」と呼ばれている。


マース・キース・ライス総督は、キャンベラのジョージ通りにあるフリー・セルビアン・オーソドックス教会で行われた追悼礼拝にジョン・ホワイト首相とともに出席。紺色のオーダーメイドのスーツに身を固めた総督閣下は、礼拝を終えた後に車の窓から沿道に集まった人々に手を振りながら笑顔で応じていた。


続いてシドニーのANZAC戦争記念館の前で行われた式典には、軍服姿のマース・キース・ライス総督閣下、ホワイト首相、第二次大戦に従軍した500人以上の退役軍人とその家族らが出席。また、元俳優であったホワイト首相がオーストラリア連邦時代に有名な詩人として知られる詩人ボブ・ソープの詩「シドニーの涙」を朗読。日本軍によるシドニー爆撃の情景を謳いあげたこの詩は、初代首相ウィリアム・フィリップスのお気に入りにもなっていたという。


退役軍人らは、その後オーストララシア連邦軍とともに国会議事堂の前を通り、シドニーのオペラハウスまで行進。シドニー港爆撃で亡くなった犠牲者に追悼の祈りをささげた。追悼の祈りの後、オペラハウスで開かれたダンス・パーティーでセレナ・ホワイト首相夫人が退役軍人とのダンスを楽しむ場面も見られた。



【Australasian Times】




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